職員採用へ 岡山県東京事務所で大学生対象のインターンシップ

岡山県の東京事務所が職員採用につなげようと、大学生を対象にしたインターンシップを行いました。

この日、インターンシップは東京・新橋にある岡山県のアンテナショップで行われました。

(とっとり・おかやま新橋館 ビストロカフェ ももてなし家/木津真之介 店長)
「こちら(シャインマスカット)を使ってデザートを作っていただきたい」

参加したのは3人の大学生、このうち岡山県出身者は1人だけです。学生たちはアンテナショップ2階のレストランで提供する新しいデザートを考えました。

(津田塾大学3年[東京都出身]/安田湖都さん)
「(参加動機は)公務員という仕事を中に入って詳しく知りたいなと思ったからです」

(日本大学3年[神奈川県出身]/渡部 真也 さん)
「開催地域が近くだったので応募しました」

岡山県によると、2021年度に関東の大学40校を卒業した岡山県出身者219人のうち、岡山にUターン就職した人は37人で16.9%でした。
県外出身者を含めて幅広い人材を採用しようと岡山県の東京事務所は2022年度、インターンシップを始めました。

2023年度は、募集定員を2022年度の10倍となる40人に増やしたところ、26人の応募がありました。

(岡山県東京事務所/玉置明日夫 所長)
「東京にいながら地方のことをちょっと意識するというか、そういう選択肢をもう少し幅広に持ってもらえるような、機会になったらいいなと思っていて、この人数を増やそうと思った理由の一つです」

シャインマスカットを使った岡山らしいデザートを考えるお題をもらった学生たち。アンテナショップに並ぶ商品を見ながらアイデアを練ります。

3人が考え出したメニューは……。

(大学生)
「商品名は『マスキャットのかくれんぼタルト』という名前にしました」

(とっとり・おかやま新橋館 ビストロカフェ ももてなし家/木津真之介 店長)
「外見に関してはすごくいいアイデアだと思いました。準採用という形で」

(津田塾大学3年[東京都出身]/安田湖都さん)
「視野を広げるのが今回インターンシップに参加した目的でもあるので、すごく有意義な時間だったと思います」

(岡山県東京事務所/玉置明日夫 所長)
「地方就職というか、地方への大学生の関心を高めていくことが、一番大事なことなのかなと思っています」

© 株式会社瀬戸内海放送