首相、内閣改造日程を近く判断 9月中下旬2案、自民役員人事も

自民党の麻生副総裁、茂木幹事長との会談を終えた岸田首相=4日午後、東京・永田町の党本部

 岸田文雄首相は4日、自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で会談した。月内に踏み切る内閣改造・党役員人事や今後の政権運営を巡り協議したもようだ。人事はこれまで9月中旬を軸に検討してきたが、首相は5日以降、アジアと米国へ2度の外遊を予定しており、帰国後の9月最終週に実施する案も浮上。首相は日程について近く判断する。

 マイナンバーカードに関する問題や物価高などを受けて岸田内閣は支持率が低迷しており、首相は人事を機に政権浮揚を図りたい意向だ。人事は交代規模や麻生、茂木両氏ら政権の骨格を維持するか否かも注目される。

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