教員の“繁忙期”と“閑散期”の勤務時間を調整「変形労働時間制」導入検討めぐり現役教員が要望書を提出

岐阜県内の高校に勤務する教員らが、新しい労働制度の採用を見送るよう県の教育委員会に要望書を提出しました。

岐阜県は教員の働き方について、繁忙期の労働時間を長くする代わりに閑散期の労働時間を短くするなど勤務時間を調整する「変形労働時間制」の採用を検討していて、8月、公立学校の全教職員を対象にアンケートを行いました。

アンケートの実施を受け、高校教員らで作る「岐阜県の学校教育をよくする会」は、制度採用の可能性を見越し、これに反対する要望書を県の教育委員会に提出しました。

会では、この制度によって残業時間の実態が見えづらくなったり、一定期間での休暇のまとめ取りが想定されるため、短い周期での疲労回復がしにくくなるなどと主張していて、今後も反対の姿勢を示していく考えです。

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