【足利】「ピンポン寺」として親しまれる猿田町の徳蔵寺で3日、毎年恒例の卓球大会が開かれた。
卓球を通じて人々の交流を深め、健全な心を育てるのが目的。1976年に始まり、新型コロナウイルスによる中断を経て、今年で45回目となった。
小、中学生と一般に分かれ、男女別のトーナメント形式で試合を実施した。参加者は強い日差しや、時折吹く風に負けずに熱戦を展開し、境内に軽快な音を響かせた。
小学生女子の部で優勝した毛野南小6年里見愛菜(さとみあいな)さん(11)は「初めて出場したが意外と楽しかった。優勝できてうれしい」と笑顔で話した。
源田晃澄(げんだこうちょう)住職(80)は「卓球を通じて、思いやりの心や互いの命を守り合う人間になってほしい。それが世界平和にもつながるので」と期待を込めた。