台湾観光客にメロンPR 茨城空港でカットメロン配布

茨城空港で配られた茨城県産メロンを受け取る台湾の観光客=小美玉市与沢

生産量日本一を誇る茨城県産メロンを通じて台湾の観光客を呼び込もうと、県が同県小美玉市与沢の茨城空港で台北便利用者向けに実施する「カットメロン配布」キャンペーンが訪日観光客に好評だ。実施は28日まで。

政府統計によると、2021年の県産メロンの出荷量は約3万4200トン。芳醇(ほうじゅん)な味と香り、とろけるような口当たりが特長だ。キャンペーンは食べた感想を交流サイト(SNS)を通じて他の観光客へアピールしてもらい、茨城県への来訪意欲を高めることが狙い。県国際観光課は「メロン狩りなど体験型観光の振興につなげたい」と意欲を見せる。

初めて茨城県産メロンを食べたという孫政傑さん(28)と詹婉婷さん(29)は「また食べたい。帰国後に周囲においしさを伝えたい」と声をそろえた。

© 株式会社茨城新聞社