熟成ひやおろし 9日、14社一斉販売 富山県酒造組合がPR

ひやおろしをPRする桝田会長(右)ら。手前に並ぶ瓶は270ミリリットル

 富山県酒造組合の桝田隆一郎会長らが4日、北日本新聞社を訪れ、県内の日本酒メーカーがそれぞれ厳冬期に仕込んで春から夏にかけて熟成させた日本酒「ひやおろし」をPRした。同組合が解禁日と定める9日から、14社が一斉に販売する。

 ひやおろしは、程よく熟成されたまろやかな味わいが特徴。各社が720ミリリットルと270ミリリットルを用意した。このうち270ミリリットルの瓶は白色の統一ラベルで、カラフルな色で各社の銘柄を記し、誰でも手に取りやすいデザインにした。

 高澤酒造場(氷見市)の高澤龍一代表取締役は、今夏の気温が高かったことを挙げ「熟成が進んで円熟味が増し、深みのある味わいに仕上がった。富山の秋の食材と一緒に楽しんでほしい」と呼びかけた。一行は県庁も訪れ、新田八朗知事に出来栄えを報告した。

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