エネア・バスティアニーニ、MotoGP第14戦日本GPまで3戦を欠場。左足首と左手の手術は成功

 イタリア時間の9月4日、ドゥカティはカタロニア・サーキットで3日に開催された2023MotoGP第11戦カタルーニャGPの決勝レースで転倒して怪我したエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)の手術が成功したことを報告し、今後の3戦を欠場させると発表した。

 日曜日に行われたカタルーニャGPの決勝では、1周目の1コーナーでバスティアニーニが転倒。それが起因して5台がクラッシュするインシデントがあった。

2023MotoGP第11戦カタルーニャGP 決勝 1周目のクラッシュ

 バスティアニーニはメディカルセンターに行き、その後2コーナーで転倒を喫したバニャイアとともにカタルーニャ総合病院に向かった。病院での検査では、バニャイアは打撲のみの怪我であることがわかったが、バスティアニーニは左足のくるぶしの骨折、左手の第二中手骨の複雑骨折が判明している。

 そしてバスティアニーニはイタリアに戻り、4日にモデナ総合病院で左足首と左手の手術を受けたが、レースに出場できるまで回復するのに1カ月ほど時間が必要なようだ。

 そのため、バスティアニーニが第12戦サンマリノGP、第13戦インドGP、第14戦日本GPの3大会は欠場することになるとドゥカティは発表している。代役のライダーは明かされていないが、近いうちにアナウンスされるだろう。

骨折したエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP

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