世界的人気誇った英バンドのギタリストが死去、68歳 死因は不明 「もう一人のギタリスト」の異名も

英国のバンド、ダイアー・ストレイツのギタリストとして知られたジャック・ソンニさんが死去した。68歳だった。1985年の5thアルバム『ブラザーズ・イン・アームズ』時代に、「もう一人のギタリスト」の異名を持ったジャックが亡くなったことをバンドが本人のモノクロ写真と共にXに発表した。死因は明かされていない。

ジャックは1970年代にニューヨークの有名ギターショップ「ルディーズ・ミュージック・ショップ」に勤務していたところ、バンドの創設者マーク、デヴィッド・ノップラー兄弟に初めて出会い、1985年にはロンドン、ウェンブリー・スタジアムで開催されたライブ・エイド・コンサートでギタリストとして参加した。

ペンシルバニア州インディアナ出身のジャックはバンドとのコラボ後、様々なミュージシャンの作品に参加したが、1988年に双子の娘が生まれたことで音楽業を引退。その後はエレキギターのピックアップで知られるセイモア・ダンカン社やリべラ・ギター・アンプリファイアー社でのマーケティング最高責任者、音響機器メーカーLine6でマーケティング・コミュニケーション・ディレクターを数年間勤めた。

2001年には米楽器小売チェーンの「ギター・センター」でマーケティング・コミュニケーションのヴァイス・プレジデントに就任、2006年夏に著述業に専念するとして辞任後は、メキシコのサン・ホセ・デル・カボ、そしてカリフォルニアへと移住した。

他にもジャックはマーサズ・ヴィニヤード島のノエペ・センター・フォー・リテラリー・アーツで滞在ライター兼ハウスマネージャーを2017年の閉館まで兼任。更に、自身のバンド、ザ・レジャー・クラスで定期的に音楽活動も展開していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社