ニシタチこども食堂 活動1年、役割広がる 宮崎市

郷土料理の冷や汁が提供されたニシタチこども食堂=4日午後、宮崎市中央通・みやざき晴マチ

 宮崎市の繁華街・ニシタチで、ニシタチこども食堂実行委(竹井倫世委員長)と宮崎日日新聞社が共催する子ども食堂がスタートして1年が経過した。4日は郷土料理を提供し、子どもたちやボランティアが交流した。物価が高騰する中、低価格で食事ができ、子どもや親を地域で支える場としての役割も増している。実行委は運営のノウハウを生かして他の店舗での開催を支援する計画で、「子どもの居場所を増やしたい」と活動を続けていく。
 ニシタチこども食堂は、コロナ禍で人との交流が制限されたことを受け、子どもや親が集い、交流する場をつくろうと始まった。同市中央通の飲食店「みやざき晴マチ」で毎月開催。飲食店で開く特徴を生かして、食育にも力を入れる。

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