「恐竜科学博」 恐竜の謎⑥ 足跡

東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」で知ることができる「恐竜の謎」をお届けします。きょうのテーマは「足跡」です。

生きた姿を見ることができない恐竜の研究において、動きや習性について知ることは、最も難しいとされています。その中で恐竜の日常を知る重要な手がかりとなるのが、足跡の化石です。

こちらは翼竜の化石を足跡の化石の上に配置したものです。前足と後ろ足の両方の足跡が残っていたことにより、この翼竜が二足で立ち上がるのではなく、四足歩行をしていたことが分かりました。また、足跡が連続して見つかれば、その幅によって走る速度も推測できるほか、歩くときに尻尾を引きずらないという事実も足跡の化石から判明しています。足跡の化石は、数千万年以上前の恐竜の行動を、今に伝えてくれるのです。

恐竜の生きた姿を再現した恐竜科学博は、東京ミッドタウンで開催中です。

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