普通に炊飯しているはずなのに、おいしいご飯が炊けない
どんな家庭でも実践しているはずの炊飯方法を行っているはずなのに、なぜかご飯がおいしく炊けない…。いつも実践しているお米を炊飯するまでの「普通」の米研ぎなどの動作の中に、もしかするとお米をまずくしてしまうNG行為が紛れ込んでいるのかもしれません。
炊飯でやりがちな、4つのNG行為
炊飯でやりがちな、お米がまずくなるNGな行為をまとめまし。
1.力いっぱいお米を研ぐ
お米を研ぐときに、お米の汚れを落とそうとして力いっぱい米研ぎをしていませんか?米研ぎは、力いっぱい行ってはいけません。
- お米が欠ける・割れる
- お米が潰れてしまう
生米は固いから、力いっぱい研ぐくらいがちょうどいいと思っている人は要注意!お米が欠けたり割れたりすると、食感が非常に悪くなってしまいます。風味も悪くなるので、米研ぎのときに力を入れすぎるのはよくありません。
2.何度もお米を研ぐ
お米を何度も研いで米ぬかを落とし切ろうとするのも、お米をまずくしてしまうNG行為です。
- お米の栄養分が落ちる
- うま味成分も流れ落ちてしまう
ぬかを全部落としきってしまうと、うま味や栄養分も流れてしまいます。昔のように精米技術が未発達の場合は何度も洗い直さなければなりませんが、現代では精米技術もアップしているので何度も洗い直しているとお米の味が落ちてしまうのです。
3.水の量が適切ではない
お米を炊くときの水の量が適切ではないと、仕上がりが悪くなってしまいます。
- 水が多すぎる…べちゃっとした仕上がりになり、お米絶対が重い感じに仕上がってしまう
- 水が少なすぎる…お米が固く炊きあがってしまい、お米特有のふっくら感やもっちり感がなくなる
炊飯時の水分があまりにも少なすぎると、お米に芯が残ってしまう可能性もあります。芯が残ったお米は、食べたときの食感が非常に悪く、ゴリゴリぼそぼそとしているため、せっかく炊いたお米が残ってしまうかもしれません。
4.炊きあがったお米を混ぜていない
炊きあがったお米を混ぜないまま食事まで放置してしまうと、以下のことが起きやすくなります。
- 炊飯器のふたから落ちた水分がお米に付着したままになり、ふやけた個所ができる
- 余分な水分が蒸発しないので、全体的にべたつきやすくなる
お米が炊き上がったら、底から大きくかき混ぜましょう。せっかく上手に炊けたお米の仕上がりが、ここで悪くなってしまうこともあります。
おいしいご飯を炊くためにやるべき改善策
おいしいお米を炊くためには、以下の行動を心がけてみてください。
- 最初に注いだ水は、すぐ捨てる…ぬかの臭いをお米が吸うのを防ぐため
- お米を研ぐときは、力を入れずかき混ぜるようにする
- 何度も研がず、2回ほど研いだら研ぎ作業は終了する
- 水加減は適度に行う
- 炊きあがったら15分ほど放置して全体を蒸らして、しゃもじで全体をかき混ぜる
お米を炊いて食べるまでの作業の中にも、いろいろなステップがあります。自分がどこで躓いているのかを把握し、改善点を見つけ出しましょう。
まとめ
お米をおいしく炊くためには、いくつかのステップをクリアする必要があります。ついうっかりやってしまいがちなミスを把握し、美味しいお米を炊くことができるようレベルアップしましょう。