エンゼルス・大谷が右脇腹の張りでスタメン外れる 右肘手術は未定

日本時間9月5日、エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でオリオールズ戦にスタメン出場予定だったが、右脇腹の張りでスタメンを外れた。試合前にフィールド上で行った打撃練習の際に同箇所を痛めたとみられている。エンゼルスは今日がレギュラーシーズン138試合目だが、ここまでの137試合で大谷が欠場したのは2試合だけ。日本時間5月3日のカージナルス戦を欠場したのが最後であり、大谷はそこから107試合連続でスタメン出場していた。

試合前には大谷の代理人を務めるネズ・バレロがメディア対応を行い、大谷の最新情報を明らかにした。バレロによると、右肘の内側側副靭帯を損傷している大谷は、手術を受ける可能性が最も高いものの、それが2度目のトミー・ジョン手術になるとは限らないという。今回の損傷は、2018年に1度目のトミー・ジョン手術を受けたときと異なる場所であり、手術以外の選択肢も含め、ベストの選択を模索しているようだ。

また、バレロは「大谷が手術を受けたとしても、来季の開幕には間に合うと思う」との見通しを明らかにした。大谷は1度目のトミー・ジョン手術のときは、2018年10月1日(現地時間)に手術を受け、2019年5月7日(現地時間)にDHとして戦列復帰。バレロによると、今回は損傷の場所が違うため、手術を受けても来季の開幕からDHで出場できる可能性があるという。もちろん、スケジュールに余裕を持たせるために、シーズン終了前に手術に踏み切る可能性も残されている。

さらに、バレロは大谷側とエンゼルス側の信頼関係が依然として強固であり、今回の故障が両者の関係に悪影響を与えていないことを強調した。日本時間8月4日のマリナーズ戦で右手中指のけいれんのため4回で降板したあと、大谷が利き腕の画像診断を拒否したのが事実であることを認め、大谷に故障が発生したことや、検査拒否の事実をペリー・ミナシアンGMが公表した一連のプロセスについて「エンゼルス側の対応に問題はなかった」と話している。

なお、バレロは大谷がFAになったあと、長期契約を模索するのか、短期契約を狙うのか、他球団へ移籍するのか、エンゼルスに残留するのかといった事項については言及を避けた。ハッキリしているのは、大谷が右肘の故障からの復活後、再び二刀流でプレーする意思を持っているということだけだ。

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