通園バス、安全装置を再調査へ 小倉担当相「早期装備を」

園児が通園バスに取り残され死亡した静岡県牧之原市の川崎幼稚園=2022年9月

 小倉将信こども政策担当相は5日の記者会見で、全国の保育所や幼稚園などの通園バスを対象に、子どもの置き去りを防ぐ安全装置の設置状況について年内に調査する考えを明らかにした。政府は既に同様の調査を行って6月に結果を公表しており、設置は6月末時点での予定を含めて55.1%だった。進捗状況を改めて確認し、対応を促すのが狙い。

 小倉氏は「可能な限り早期に装備してほしい」と呼びかけた。

 通園バスを巡っては昨年9月に静岡県牧之原市で園児置き去り死事件が発生し、政府は安全対策の強化に乗り出した。今年4月から、安全装置の導入を義務付けている。

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