女子プロ日本一決定戦 地元・櫻井心那は歴代覇者2人と予選同組

地元長崎開催の国内メジャーにやる気満々の櫻井心那※撮影は前週「ゴルフ5レディス」(撮影/大澤進二)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 事前情報◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)

今季の国内女子ツアーは全38試合の内、3分の2に当たる26試合が終了した。27戦目は、開催56回目の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)主催のメジャー大会。女子プロ日本一の称号と、賞金総額2億円(優勝賞金3600万円)をかけて7日(木)に開幕する。

大会は競技の普及と拡大を目的に開催地を毎年変更する「サーキット方式」を採用しており、ことしは長崎県の大村湾に面したパサージュ琴海アイランドGCが舞台となる。海風の影響を受けるシーサイドコースで、テレサ・ルー(台湾)が制した2015年大会以来2度目の開催になる。また、97年大会から続いたコニカミノルタの特別協賛はことしで最後となる。

京都・城陽CCで行われた前年大会は、地元出身の川崎春花が4打差4位から出た最終日に「64」をマーク。逆転でのツアー初優勝を大会最年少V(19歳133日)で飾った。

ことしの注目は、前週の「ゴルフ5レディス」を制した地元・長崎出身の櫻井心那。史上3人目の“10代3勝”を手土産に、幼い頃から親しんだコースで凱旋V、メジャー初制覇を目指す。連覇のかかる川崎は今季22試合でトップ10入りが2回と、思い出の大会で上昇のきっかけをつかみたい。櫻井と川崎は予選ラウンド同組となり、2018年大会覇者の申ジエ(韓国)を加えた3人でプレーする。

メルセデスランキングトップの申を筆頭に、2位の山下美夢有、3位の岩井明愛、4位の小祝さくらら、ランク上位勢の争いも見どころのひとつ。7位の吉田優利には5月「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に続くメジャー連勝の期待もかかる。

前週の下部ステップアップツアー「山陰ご縁むす美レディース」で下部初優勝を挙げた李知姫(韓国)も出場する。

<主な出場予定選手>
川崎春花、青木瀬令奈、穴井詩、新垣比菜、李知姫、稲見萌寧、岩井明愛、岩井千怜、上田桃子、神谷そら、小祝さくら、西郷真央、櫻井心那、申ジエ、菅沼菜々、鈴木愛、原英莉花、蛭田みな美、三ヶ島かな、安田祐香、山下美夢有、横峯さくら、吉田優利

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