J3最下位の北九州が監督交代! 田坂和昭監督が辞任、後任には2021年まで指揮した小林伸二SDが就任「順位を上げていきます」

2021年以来の指揮を執る小林伸二監督[写真:©︎GIRAVANZ]

ギラヴァンツ北九州は5日、田坂和昭監督(52)が辞任したことを発表した。

なお、後任には2021年まで指揮を執り、現在はスポーツダイレクター(SD)を務めていた小林伸二氏(63)が就任。SDとの兼任となる。

田坂監督は、現役時代はベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)、清水エスパルス、セレッソ大阪でプレー。引退後はC大阪のコーチや清水のコーチを務めると、2011年に大分トリニータで監督業をスタートさせた。

その後は清水、福島ユナイテッドFC、栃木SCで監督を務め、今シーズンから北九州の監督に就任。J2昇格を目指したチームだったが、25試合を終えて勝ち点20で最下位。JFLへの降格の危機も迫っていた。

田坂監督はクラブを通じてコメントしている。

「ファン・サポーター、そしてギラヴァンツに関わる全ての皆様。いつも熱い応援をしていただきありがとうございます。2023シーズンより共に闘ってくれた皆様には大変感謝致しております」

「今シーズンの目標であった昇格を達成することが叶わず大変心苦しく思います。申し訳ございません。北九州で過ごした時間は忘れませんし、選手、スタッフ、フロントスタッフ、またファン・サポーターには心から感謝致します。引き続きギラヴァンツ北九州の応援を宜しくお願い致します。ありがとうございました」

また、石田真一代表取締役社長もクラブを通じてコメントしている。

「田坂監督におかれては、選手ひとりひとりと真摯に向き合われる一方で、クラブの理念を体現し、地域との繋がりを非常に大切にしていただきました。今シーズンのチーム基盤を築いていただいた功績に敬意を表すると共に、これまでのクラブに対する多大な貢献に心より感謝いたします」

「クラブといたしましては、JFLへの降格を回避しJ3残留を必ず果たさなければならない中で、苦渋の決断に至りました。ギラヴァンツ北九州を支えて下さる皆様の想いに応えられるよう、新たな体制で、最後の最後まで戦って参りますので、引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします」

新人の小林監督は、大分、C大阪、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水で監督を務め、2019年に北九州の監督に就任。J3にいたチームを優勝させてJ2に昇格すると、2020年は5位の成績に。しかし、2021年には21位に終わりJ3に降格。監督を退任していた。

小林新監督はクラブを通じてコメントしている。

「ギラヴァンツ北九州に関わる皆様。この度、ギラヴァンツ北九州の監督として就任いたしました。この状況を真摯に受け止めしっかりとトレーニングを行い、順位を上げていきます」

「北九州にサッカーのプロクラブが存在することの意味を重く受け止め、選手、チームスタッフ、クラブ一丸となって残りのシーズンを全力で挑んで参ります」

「ファン、サポーターの皆様。これからも熱い声援をお願いいたします。選手たちの力となり勝利を引き寄せるひとつのピースとしてギラヴァンツ北九州を支えてください。引き続きご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします」

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