能登ワイン(穴水町旭ケ丘)は5日、醸造所前に広がる畑でワイン用ブドウを収穫し、今季の醸造作業を本格的に開始した。10月上旬までに昨年より多い120~130トンの収穫を見込み、12~13万本のワインを仕込む。
社員が畑でたわわに実った赤ワイン用の品種「ヤマソーヴィニヨン」の房に次々とはさみを入れた。収穫したブドウは破砕機に掛けられた後、発酵作業が進められた。
同社によると、猛暑の影響で白ワイン用ブドウは収量が減ったものの、赤ワイン用ブドウとも品質に問題はないという。製造係長の大目(だいめ)裕司さん(37)は「きりっとした酸味と糖度があり、フルーティーなワインができそう」と期待を込めた。
11月11日の「能登ワインヌーボー」を皮切りに順次販売する。