負債4億円 石川砂利店が自己破産申請へ

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帝国データバンク水戸支店は5日、砂利・砂採取販売業の石川砂利店(茨城県水戸市青柳町)が8月末までに事業停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約4億円の見込み。

同社は1951年創業。同県常陸大宮市内に採取場を備え砂利、砂を採取、選別加工し生コンクリート工場などに販売し、2002年5月期の年売上高は約3億5千万円を計上していた。

その後、積極的な設備投資で金融債務が膨らみ、14年ごろには有利子負債が年商規模を大きく上回るなど厳しい経営状態に陥っていた。17年5月期には売上高が2億円を割り込む直前まで後退、エネルギー価格の高騰が追い打ちとなり、先行きの見通しが立たなくなったことで事業の整理を決断した。

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