フェライニが今シーズン限りで山東泰山を退団、5シーズン過ごした中国を後に

[写真:Getty Images]

山東泰山は4日、元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(35)が今シーズン限りで退団すると発表した。

クラブとフェライニの契約は2025年12月31日まで残っていたが、選手側は個人的な理由から今シーズン限りでの退団を希望。友好的な協議を重ねた結果、クラブは功労者でもあるフェライニの意思を尊重したとのことだ。

フェライニは2019年2月に、マンチェスターユナイテッドから加入して以来、5シーズンにわたってクラブに在籍。公式戦通算130試合に出場して51ゴール8アシストを記録し、中国FAカップで3連覇を達成するなど数多くの栄冠をクラブにもたらした。

今シーズンもチームのキャプテンとして、公式戦23試合に出場して9ゴール2アシストを記録。今月から始まるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージでは、横浜F・マリノスとも対戦する予定になっている。

クラブはレジェンドの退団を惜しみつつ、最後まで全力を尽くしてくれるはずだと選手への信頼を示した。

「フェライニのようなレジェンドに別れを告げるのは簡単ではない。それでも我々は、彼が今シーズンもACL、中国スーパーリーグ、AFCカップで素晴らしいプレーを続け、山東泰山でのキャリアを素晴らしいパフォーマンスで完璧に締めくくってくれると確信している」

「行くぞフェライニ! 我々の永遠のキャプテン、我々の“蓬蓬头”(アフロヘアの意)!」

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