障害者施設で“精神的に不安定な状態”の入所者に職員2人が暴行か 噛みつかれた後馬乗りで脇腹などを殴る

8月、三重県津市の障害者施設で男性職員2人が入所者に暴行した疑いがある問題で、職員が精神的に不安定な状態になった入所者へ対応する際に、暴行を加えたとみられることが新たに分かりました。

(三重県いなば園管理部・鈴木真部長)
「信頼を裏切る事態を招いてしまい、陳謝を申し上げる」

三重県などによりますと8月20日、津市稲葉町の障害者施設「三重県いなば園」で重度の知的障害のある男性入所者が精神的に不安定な状態になり、掃除をしていた男性職員に噛みつきました。噛みつかれた男性職員は入所者に馬乗りになり、脇腹などを殴りつけたということです。

入所者には、この暴行でできたとみられるアザがありましたが、骨に異常はありませんでした。男性職員も軽いけがをしたということです。その後、同じ入所者に蹴られた別の男性職員も入所者を蹴り返したと見られています。現在、先に暴行を加えたとみられる職員は休職していて、もう1人の職員は自宅待機中だということです。

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