【広島市】平和大通りの樹木 再度点検へ

広島市は8月に平和大通り沿いの街路樹が再び倒れた事態を受け、通りにある樹木すべてを点検します。

広島市の平和大通りでは8月28日、緑地帯のトチノキが倒れました。倒木からはシロアリが見つかり、強度が弱まっていたことを確認しています。平和大通りでは今年3月にもクヌギが倒れ通りかかった車が破損。市は平和大通りのすべての樹木を点検し、衰弱を確認した31本を伐採しましたが、8月に倒れた木は「健全な状態」と判断していました。

★広島市 松井一実市長

「通行人等に危険な状況を及ぼすことのないように危険な樹木の早期発見をする必要があると受け止めている」

広島市は、9月8日から樹木の総点検を再び実施。前回は根元が中心でしたが、今回は木全体を調べるとしています。

一方、広島市は中央図書館が移転する商業施設「エールエールA館」の不動産の取得費用として、23億円余りの補正予算案を明らかにしました。来年度分と合わせて、総額を約71億9000万円としており、1月に示した基本計画よりも増額となっています。土地の公示価格の高騰などが要因としています。そして、サッカースタジアムの整備費も資材価格の高騰などで2億9000万円余り増額します。補正予算案は9月15日からの市議会定例会に提案されます。

(2023年9月5日放送)

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