四国地方、9月6日に線状降水帯が発生する恐れ…台風12号から変わった熱帯低気圧ほぼ停滞 高松地方気象台5日発表

 高松地方気象台は9月5日午後9時半、四国地方は6日午前中から午後にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表した。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けている。

 同気象台によると、台風12号から変わった熱帯低気圧が四国の南にあり、ほとんど停滞している。また、前線が対馬海峡から東北地方にのびている。前線に向かって熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流入し、四国地方では大気の状態が非常に不安定になる見通しという。

 このため、6日明け方から夕方にかけて、太平洋側を中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る見込み。

雨の予想

9月6日に予想される1時間降水量

 瀬戸内側 50ミリ

 太平洋側 70ミリ

9月6日0時~7日0時の24時間予想降水量

 瀬戸内側 200ミリ

 太平洋側 300ミリ

※いずれも多い所 ※線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある

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