島根県で1時間に約100ミリの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報

 気象庁は、島根県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。

【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】

 島根県 海士町付近 約100ミリ(午後9時30分) 山陰沿岸に停滞する前線に向かって、四国の南にある熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいる。このため、島根県では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となっている。

 5日夜遅くまで土砂災害に厳重警戒、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。 前線が6日(水)にかけて中国地方を南下する見込みで、島根県では、局地的に雷を伴った激しい雨が降る。雨雲が現在の予想以上に発達した場合は警報級の大雨となる可能性があるため、土砂災害、浸水害、河川の増水に十分注意したい。 

 また、6日にかけて大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがある。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

■記録的短時間大雨情報とは

 1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。

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