近年選手の価値はうなぎのぼりとなっており、特に若い選手についてはすぐに高額な移籍金が必要になる状況だ。
今回は『Planet Football』から「今最も価値がある10代のヤングスター」をご紹介する。
9位:アレハンドロ・ガルナチョ
年齢:19歳
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
国籍:アルゼンチン
市場価値:2500万ユーロ(およそ39.55億円)
9位が2500万ユーロで3人並んでいるが、その一人はマンチェスター・ユナイテッドでプチブレイクしているアレハンドロ・ガルナチョ。ジェイドン・サンチョやアントニーが今ひとつのなか、昨季チームの中で一定のポジションを掴むことに成功した。
今年はアルゼンチンのフル代表にも招集されるなど評価を高めており、評論家のイアン・ライトやリオ・ファーディナンドも彼をもっと起用すべきだと主張していた。
9位:ラミン・ジャマル
年齢:16歳
クラブ:バルセロナ
国籍:スペイン
市場価値:2500万ユーロ(およそ39.55億円)
今季突如ブレイクしたバルセロナの16歳。経済的な理由によってメンバーの数を絞らざるを得ない状況であり、その隙間にうまく入り込んだ。そして圧倒的な鋭さを持つドリブルでインパクトを残し、リーガでも屈指の若手として評価されるようになった。
モロッコなど他の国の代表に入る権利も持っているため、スペインは今月のインターナショナルマッチウィークで彼を招集。ガビを超える最年少デビュー記録を達成するかもしれない。
9位:エンドリッキ
年齢:17歳
クラブ:パウメイラス(レアル・マドリーに内定済み)
国籍:ブラジル
市場価値:2500万ユーロ(およそ39.55億円)
パウメイラスの下部組織で育った天才ストライカー。16歳でプロ契約を結んでトップリーグにデビューし、クラブの最年少出場記録とゴール記録を更新。そして昨年12月にレアル・マドリーと契約を結んだことが明らかにされた。
豊かなスピードと得点感覚を備えた点取り屋であり、ロナウドやロマーリオなどと比較されている。来年ラ・リーガにやってきたときにどんなプレーを見せるのか注目だ。
7位:ユスファ・ムココ
年齢:18歳
クラブ:ボルシア・ドルトムント
国籍:ドイツ
市場価値:3000万ユーロ(およそ47.45億円)
カメルーンから養子となってドイツに渡ってきたユスファ・ムココ。12歳からボルシア・ドルトムントの下部組織でプレーし、ユース年代で極めて見事な成績を収めた。
そして2020年に16歳でプロチームに合流してデビュー。ブンデスリーガの最年少出場記録と最年少ゴール記録をあっさりと更新している。ドイツ代表でも最年少W杯出場記録を塗り替えた。
7位:エヴァン・ファーガソン
年齢:18歳
クラブ:ブライトン
国籍:アイルランド
市場価値:3000万ユーロ(およそ47.45億円)
ブライトンで三笘薫とともにプレーしているアイルランド人ストライカー。昨季途中から継続的に出番を獲得し、そのなかでプレミアリーグでもゴールを量産。その得点力を見せつけた。
マンチェスター・ユナイテッドも獲得に動いたと伝えられたが、今季もブライトンに残留。開幕から4試合で4ゴールと大爆発しており、更に注目を集めている。
5位:ロメオ・ラヴィア
年齢:19歳
クラブ:チェルシー
国籍:ベルギー
市場価値:3200万ユーロ(およそ50.62億円)
マンチェスター・シティの下部組織からサウサンプトンへと移籍し、昨季大ブレイクしたボランチ。クラブが降格してしまったこともあり、今夏リヴァプールとチェルシーに誘われたという。最終的には後者に加入している。
身体能力と技術を兼ね備えたボランチであり、守備能力に優れた選手。世界でもトップクラスのディフェンス能力を持っている若手だ。
5位:ヴィトール・ロケ
年齢:18歳
クラブ:アトレチコ・パラナエンセ(バルセロナに内定済み)
国籍:ブラジル
市場価値:3200万ユーロ(およそ50.62億円)
エンドリックと並ぶブラジルの天才ヤングスター。彼はすでにアトレチコ・パラナエンセでレギュラーを獲得しており、全国選手権でも多くのゴールを決めている。
今年はブラジル代表にも招集されてデビュー。バルセロナとすでに契約を結んでおり、2024-25シーズンの開幕から合流する予定となっている。
4位:ジョルジョ・スカルヴィーニ
年齢:19歳
クラブ:アタランタ
国籍:イタリア
市場価値:4000万ユーロ(およそ63.27億円)
イタリアに生まれた新たな若きディフェンダー。各年代の代表チームで活躍してきた天才は17歳でアタランタのトップチームでデビューし、2022-23シーズンには完全にレギュラーへ定着。代表チームにも招集されている。
190cmを超える身長を持ちながらも技術にも優れているという万能型であり、非常に高い才能を持っている現代的なセンターバックだ。
3位:アントニオ・シウヴァ
年齢:19歳
クラブ:ベンフィカ
国籍:ポルトガル
市場価値:4500万ユーロ(およそ71.18億円)
ルーベン・ディアスが去ってから数年、ベンフィカの最終ラインに生まれた天才センターバック。2022年にBチームからトップチームに引き上げられ、それからすぐにレギュラーを奪取。リーグタイトルの獲得に貢献し、ポルトガル代表に上り詰めた。
190cm近い体格で豊かなフィジカルを持つが、サイドバックでもプレーできる応用力や知性、さらに隙のないディフェンス能力を備えている。更にそのメンタル面やリーダーシップにも優れている。
2位:アレハンドロ・バルデ
年齢:19歳
クラブ:バルセロナ
国籍:スペイン
市場価値:5000万ユーロ(およそ79.09億円)
そして2位になったのはアレハンドロ・バルデ。ジョルディ・アルバの離脱や衰えもあって左サイドバックに抜擢されると、その高い能力をリーガの舞台で見せつけ、スペイン代表としてW杯にも臨んだ。
チャビ・エルナンデス監督から信頼されるその身体能力と攻撃力は経験を積めば積むほど安定を見せており、今やバルセロナに欠かせない選手の一人となっている。
1位:ガビ
年齢:18歳
クラブ:バルセロナ
国籍:スペイン
市場価値:9000万ユーロ(およそ142.36億円)
そしてもちろん1位になったのはアレハンドロ・バルデと同じバルセロナでプレーするMFガビだ。若くして中盤の要となり、クラブの伝統を引き継ぐミッドフィルダーとして活躍。先輩のペドリと並ぶスター選手となった。
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その高いテクニックや運動量、切り替えやポジショニングの巧みさなど特筆すべきところはたくさんあるが、ときにピッチ上で見せる溢れんばかりの負けん気と闘争心も魅力だ。