『魅惑のマルガリータヴィル』歌手ジミー・バフェットさん死去、76歳 死の直前、ポールが自宅訪問も

『魅惑のマルガリータヴィル』で知られる米歌手、ジミー・バフェットさんが死去した。76歳だった。帰らぬ人となったことを伝える声明が、本人のX(ツイッター)に掲載されている。「ジミーが9月1日の夜、家族、友人、音楽、犬に囲まれながら安らかに逝きました」「最後の最後まで1曲の歌のような人生でした。多くの人に惜しまれることでしょう」

今年5月に病気を理由にコンサートを日程を変更。詳細こそ明かさなかったものの、入院していたことをSNSに発表していた。TMZによると4年前に皮膚がんと診断され、その後死因となったリンパ腫に進行したそうで、ある関係者は、「彼は実際そうだったし比喩的にも太陽の元で人生を過ごしたのです」と話し、亡くなるまの1週間ジミーがホスピスケアを受けていたことを明かしている。

ちなみに最後となった週にはポール・マッカートニーがジミーの自宅を訪問、歌を歌っていたそうだ。今回の訃報を受けて、カントリー歌手ケニー・チェズニーやエルトン・ジョン、ネヴィル・ブラザーズのアーロン・ネヴィルら多くの著名人が追悼の言葉を発表している。

最大のヒット曲となった『魅惑のマルガリータヴィル』は1977年にリリースされたもの。観光客が日光浴をする姿を見ながら玄関ポーチの鍋の中でエビを調理する1人の男性の物語を描いた歌詞だった。同曲は舞台のフロリダ州キーウェストを世界中に知られる観光地に押しあげ、歴史、文化的貢献に役立ったとして、2016年「グラミーの殿堂」に選出されていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社