秋雨前線と熱帯低気圧で大雨 線状降水帯の発生のおそれも

きょうは日本海にあった秋雨前線が南下し、本州は広い範囲で雨や曇りの天気となるでしょう。また、台風12号から変わった熱帯低気圧が本州の南岸を東へと進む見通しです。この熱帯低気圧から湿った空気が次々と前線へ流れ込むため、特に四国・東海・北陸地方では、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。線状降水帯が発生しなくても、まとまった雨が長い時間降り続くと、土砂災害が起こる可能性が高まりますので、厳重に警戒をしてください。
一方、きのうの夜に新たに発生した台風13号は、金曜日にかけて関東に近づく見通しです。今回の台風はそこまで発達しないため、風の心配はありませんが、大雨をもたらすおそれがあるため、今後の台風情報に十分に注意してください。

気象予報士・岩堀 祐斗

画像について:6日の天気予報。

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