気象庁は9月6日午前、福井県に記録的短時間大雨情報を発表。福井市付近で午前8時40分までの1時間に約80ミリ、越前町付近で同8時50分までの1時間に約80ミリの猛烈な雨が降った。両市町には午後2時45分現在、大雨警報(土砂災害)が発表されている。
両市町には午前9時15分に県土砂災害警戒情報も出されたが、午後2時20分に解除された。午前9時50分ごろ出された洪水警報も午後2時43分に解除された。
福井地方気象台の同日夕方の発表によると、前線が関東甲信地方を南下し、福井県に湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となっている。このため、福井県では6日夕方にかけて雷を伴い1時間に20ミリの強い雨が降る所がある見通し。また、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があり、嶺北を中心に土砂災害の危険度が高くなっている所がある。
6日に予想される1時間降水量は多い所で嶺北、嶺南ともに20ミリ。6日午後6時から7日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で嶺北が25ミリ、嶺南が30ミリの予報。
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福井地方気象台は6日夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけている。