名古屋地方気象台によると東海地方では、9月6日午後から7日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。愛知県、岐阜県、三重県、静岡県で今後予想される雨量をまとめた。
日本の東にある低気圧から前線が西日本の日本海側にのびている。また台風12号から変わった熱帯低気圧が四国の南でほぼ停滞しており、前線は7日朝には東日本を通過する見込みだ。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、東海地方では大気の状態が非常に不安定となるとみられる。
このため、東海地方では7日にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、静岡県では警報級の大雨となる見込み。愛知県や岐阜県、三重県でも雨雲が予想よりも発達し停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性がある。同気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけている。
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東海地方各県の予想降水量
9月6日に予想される1時間降水量
愛知県 50ミリ
岐阜県 50ミリ
三重県 60ミリ
静岡県 60ミリ 9月7日に予想される1時間降水量
愛知県 30ミリ
岐阜県 30ミリ
三重県 20ミリ
静岡県 50ミリ 9月6日6時~7日6時の24時間予想降水量
愛知県 200ミリ
岐阜県 200ミリ
三重県 250ミリ
静岡県 250ミリ
※いずれも多い所の予想雨量。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。 (9月6日午前5時6分、名古屋地方気象台発表)