米ロックバンドの元フロントマンが急死 56歳 余命数日という報道から1日後に

米ロックバンド、スマッシュ・マウスの元フロントマンとして知られるスティーヴ・ハーウェルさんが死去した。56歳だった。

『オール・スター』など同バンドのヒット曲のボーカルを務めたスティーヴさん、先日の余命数日という報道から僅か1日後に帰らぬ人となった。

広報担当が死因については伏せつつ、E!ニュースにこう発表している。「スティーヴ・ハウエルが今朝、2023年9月4日にアイダホ州ボイジーの自宅で亡くなりました。家族と友人に囲まれ、安らかに穏やかに旅立ちました」

長い間アルコール依存症と闘病し肝不全を患っていたスティーヴさん、訃報の数時間前には、婚約者の付き添いのもとホスピスケアを受けている状況と伝えられていた。

前日にスティーヴさんのマネージャーはTMZにこう話していた。「スティーヴは私たちとまだここに一緒にいるものの、悲しいですが短い時間しか残されていません」「この困難な時期にスティーヴと彼の家族へのプライバシーの配慮をお願いします」

スティーヴさんは、健康状態の悪化により、2021年10月に同バンドを引退、当時スティーヴさんの広報はこう話していた。「これらの疾患に関して最大限の努力をしてきたスティーヴですが、本人が最も愛すること、世界中の大勢のファンの前でバンドのフロントマンとしてパフォーマンスし続けることは不可能となりました」

一方この発表の前に、スティ-ヴさんはニューヨークのワインとビールのフェスティバルでの同バンドのコンサートで、明らかにアルコールが入った状態でナチスを称賛したり、観客席に向かって繰り返し暴言を吐いていた。

1994年に結成された同バンド、ヒット曲には1997年の『ウォーキン・オン・ザ・サン』や1999年の『オール・スター』があり、他にも2001年の映画『シュレック』の主題歌となったモンキーズの『アイム・ア・ビリーバー』のカバーで知られている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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