29歳のホッキョクグマ死ぬ 札幌・円山動物園「デナリ」

ホッキョクグマ「デナリ」(円山動物園提供)

 札幌市の円山動物園は6日、雄のホッキョクグマ「デナリ」が5日に死んだと発表した。29歳だった。8月、肝臓にのう胞の多発が見つかり、治療を続けていた。詳しい死因は解剖して調べる。園によると、ホッキョクグマの飼育下での平均寿命は25~30歳で、デナリは高齢に相当するという。

 園によると、5日午後7時20分ごろ、屋外放飼場で死んでいるのが確認された。園は6日、献花台を設けた。

 デナリは米国生まれ。1995年に来園し「ララ」との間に8頭の子をもうけた。

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