江戸時代から続く流派 「松月堂古流いけばな展」始まる 物価高騰の中「花との対話を楽しんで」

江戸時代から続く長い伝統をもつ生け花の流派の作品展が名古屋で始まりました。

この作品展は、250年以上の歴史を持つ生け花の流派「松月堂古流」が開きました。

45回目となる今回のテーマは「やっぱり花が好き!」で、会場にはピンクのユリやヤマツツジの根を使って曲線を描き日本の野山の美しさを表現した作品など、期間中に約280点が展示されています。

きらびやかな作品が会場を訪れた人の目を楽しませていますが、生け花を取り巻く環境も物価高騰の影響を強く受けているといいます。

(松月堂古流 第13代家元 植松賞月斎さん)
「今、お花代があがっております。ただ、お花を見ることで心遊ばせて、自分とお花との対話を楽しんでいただきたい」

この作品展は名古屋市中村区の名鉄百貨店本店で9月11日まで開かれています。

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