ガソリン、最高値更新186円 補助金7日から、値下がり公算

ガソリンスタンド

 経済産業省が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より90銭高い186円50銭となり、最高値を更新した。値上がりは16週連続。政府は価格抑制のため石油元売り会社に支給する補助金額を7日から拡充し、1リットル当たり17円40銭にする。原油相場は高騰しているが、補助拡充で来週の小売価格は下がる見通し。

 都道府県別では41都道府県で値上がりし、4県で下がった。2県が横ばいだった。最高は長野県の194円50銭で、鹿児島県の192円90銭が続いた。岩手県が181円10銭で最も安かった。

 調査した石油情報センターの担当者は「原油相場が上昇し円安も進行しているが、補助拡充で来週は値下がりを見込んでいる」と話した。経産省は補助がない場合の11日時点の価格を197円30銭と予測しており、補助金分を単純に反映させると179円90銭になる計算だ。11日時点の価格は13日に公表する。

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