サンマ水揚げ、過去3番目の低さ 8月、約621.5トン

 漁業情報サービスセンター(東京)は6日、8月のサンマの水揚げ量が速報値で過去3番目に低い約621.5トンだったと明らかにした。担当者は「水温が高いところで操業しているため群れが薄く、細いサンマが多いことが影響している」と分析した。

 同センターによると、花咲港(北海道)で約551.2トン、大船渡港(岩手県)で約18.1トンなど。8月の水揚げは、2018年に確定値で約8893トンを記録したが、漁場が遠くなったことなどで不漁が続き、20年に過去最低の同約173.6トンまで激減。昨年は同約386.8トンだった。

 「9月下旬以降は水揚げは増えるが、不漁は続くだろう」と予測している。

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