西日本豪雨から5年、防災の観点からまちづくりを考える/岡山市内で講演会【岡山市】

西日本豪雨から今年で5年を迎えたのを機に、防災の観点からまちづくりを考える講演会が9月6日、岡山市内で開かれました。
防災意識の向上をはかろうと、日本損害保険協会岡山損保会と山陽新聞社が開いたもので、およそ230人が参加しました。
登壇したのは、防災工学が専門の岡山大学・吉田圭介准教授です。
吉田准教授によると、1時間の雨量が50ミリを超える大雨の発生件数が、気象庁が統計を開始した1976年からの10年間と2010年代を比べるとおよそ1・4倍に。災害が激甚化する中、治水への考え方も変化していると説明しました。
堤防の整備など公助には限界があるという話を受け、参加者は命や財産を守るために自分ができる行動について考えを深めていました。

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