DV疑惑で逮捕のドジャース・ウリアスが休職に MLB機構が調査中

日本時間9月7日、MLB機構はMLB選手会との合意のもと、フリオ・ウリアス(ドジャース)を休職扱いとしたことを発表した。ウリアスはDV疑惑で逮捕(すでに釈放)されたことが報じられており、「ESPN」の報道によると、逮捕以降はチームに帯同していない。MLB機構は詳細を調査しており、ウリアスは調査が完了するまで休職となりそうだ。なお、休職は有罪を意味するものではなく、ウリアスは休職期間中もサラリーが支払われ、サービスタイム(メジャー登録日数)も加算される。

現在27歳のウリアスは、2021年に最多勝、2022年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、ドジャースの先発ローテーションの中心を担う左腕であり、今季はここまで21試合に先発して11勝8敗、防御率4.60、117奪三振を記録。レギュラーシーズン最終週に出廷する予定となっており、ウリアスが今季中に戦列復帰できるかどうかは不透明だ。今季終了後にFAとなるウリアスだが、FA戦線への影響も避けられないだろう。

ウリアスのDV問題は今回が2度目であり、2019年にも逮捕されている。このときは不起訴となったものの、MLBのDV規定に従って20試合の出場停止処分を科された。2015年にDV規定が制定されて以降、2度の出場停止処分を受けた選手は1人もおらず、MLB機構による調査の結果、ウリアスに対してどのような処分が科されるかは気になるところだ。ウリアスが所属するドジャースは、DV規定を支持し、MLB機構の調査をサポートする意思を表明している。

なお、ウリアスは日本時間9月8日のマーリンズ戦に先発予定だったが、休職扱いとなったため、もちろん登板できない。ドジャースはウリアスの代わりにライアン・ペピオが先発する予定であることを発表している。

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