シュミット・ダニエルはトルコに? GK余剰のシント=トロイデンは売却を望むと報道

[写真:©STVV]

今夏の移籍を目指すも、ここまで叶っていない日本代表GKシュミット・ダニエル(31)だが、まだ可能性が残されているようだ。

シント=トロイデンの正守護神を務めていたシュミット・ダニエル。2019年7月にベガルタ仙台から完全移籍で加入すると、在籍5シーズン目を迎えている中、これまで公式戦114試合に出場し35試合でクリーンシートを達成。今シーズンも開幕から4試合連続でゴールを守っていた。

一方で、今夏のステップアップを目指していたシュミット・ダニエルは、複数クラブから関心が。同じジュピラー・プロ・リーグのクラブ・ブルージュからオファーも、控えになることが確定しているために拒否していた。

また、トルコのアンカラギュジュのオファーも断ると、リーグ・アンのロリアンとメスが関心。メスへの移籍が接近していた中、契約の詳細で合意に至らなかったとして破談。メディカルチェックを受ける目前まで迫っていた中で、移籍がなくなった。

シント=トロイデンは退団を考慮して浦和レッズからU-22日本代表GK鈴木彩艶をレンタル移籍で獲得。守護神の交代をすでに行い、鈴木がプレーする一方でシュミットはチームから外されていた。しかし、そこで上手くいかなかったため、GKが余ってしまう事態に陥っている。

ベルギー『Voetbal Belgiue』は、「STVVのGKシュミット・ダニエルがトルコのクラブへ?」と題して報道。移籍市場が開いているトルコ行きが残されていると報じている。

すでにアンカラギュジュからのオファーを一度断っているシュミット・ダニエル。トルコは移籍市場が9月15日まで空いているため、まだ移籍は可能だ。ベルギーは6日に市場が閉じており、国内移籍は不可能に。ただ、まだ移籍市場が開いている国はある。

クロアチアであれば、9月8日、ギリシャは11日、ロシアは14日、トルコやセルビアは15日まで市場が開いており、カタールは18日、サウジアラビアもスイスと同じ7日まで開いている。

果たしてシュミット・ダニエルはどのような決断を下すのか。現在はヨーロッパ遠征中の日本代表活動に参加しているが、去就も気になるところだ。

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