フジ・小山内アナ、母校・弘前南高(青森県)で講演 「道はいろいろ 諦めず挑戦を」

母校の弘前南高校で講演するフジテレビアナウンサーの小山内さん

 青森県弘前市出身のフジテレビアナウンサー小山内鈴奈(れいな)さん(26)が6日、母校の弘前南高校で同校の創立60周年を記念して講演し、全校生徒約660人を前に挑戦することの大切さを説いた。

 小山内さんは弘前大学を卒業し、2021年にフジテレビに入社。朝の情報番組「めざましテレビ」や夕方のニュース番組「ライブニュース イット!」でキャスターを務めている。

 小山内さんは短大を1年で中退して浪人した後、大学入試に失敗。さらに、目指していた放射線技師の道が絶たれるなど思い通りにいかない生活を送ったという。

 アナウンサーを目指すきっかけは大学1年の時、弘前城ミス桜コンテストで準グランプリのミス桜に選ばれたこと。ミス桜としての役割を果たすうちに、人前に出る仕事に興味を持ったという。小山内さんは「失敗しても何とかなる。いろいろな道があるので諦めずに挑戦してほしい」とエールを送った。

 このほか「この放送はご覧のスポンサーでお送りしました」という「提供読み」を披露。小山内さんに促されて提供読みに挑戦した佐々木玲煌(れいる)さん(3年)は「全国に向けて、はきはきと話すアナウンサーはすごい」と感心し、「将来に向けて大切なことを学んだ。同じように諦めずに頑張りたい」と話した。

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