ロングコースで集客アップを 佐世保・えぼしスポーツの里パークゴルフ場 市が本年度整備 

ロングコースを整備し、国内外から愛好者の呼び込みを目指すパークゴルフ場=佐世保市、えぼしスポーツの里

 長崎県佐世保市は本年度、烏帽子町のえぼしスポーツの里のパークゴルフ場に、九十九島にちなんだ99メートルのロングコースを整備する。愛好者のニーズとマッチするとみており、生涯スポーツとして高まる人気も一因に、国内外から呼び込めると期待している。
 パークゴルフは、1本のクラブでゴルフボールより一回り大きい直径6センチのボールを打ち、カップインするまでの打数を競う。子どもから高齢者まで誰もが気軽に楽しむことができ、3世代スポーツとして親しむ人が増えている。えぼしスポーツの里でも利用者は右肩上がりで推移し、2022年度は約4300人。18年度比で約3倍に増えた。
 えぼしスポーツの里のパークゴルフ場は1997年度にオープン。18ホールで全長は730メートル。市によると距離は短いが、斜面地に整備されたコースは珍しく、人気が高いという。2019年度には日本パークゴルフ協会の公認コースに認定された。
 今回の改修は、現在の2番ホールと3番ホールをつなげて新2番ホールとし、新たに3番ホールを整備。新2番ホールの距離はこれまでの53.1メートルから99メートルになる。公認コースは1ホールの距離を100メートル以内と定めており、99メートルは最長レベル。新2番ホールは、カーブが入る上りのコースで難易度は高くなり、えぼしスポーツの里は「魅力的なコースになると思う」としている。
 今後も広く集客できる大会を企画していく考えで、国内はもちろん、愛好者が増えている韓国からの集客にも期待を寄せる。市は24年度の利用者について、リニューアル効果もあり、過去最多になると見込んでいる。

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