集中力と結束力を高めトップを目指す 情報科学高校ドローンサッカー部 【大分県】

2020年に創設し、今年で4年目となる情報科学高校ドローンサッカー部。現在、14人の部員が在籍し、週4日活動している。プログラミングや自動運転など授業でドローンに触れ、興味を持ち入部する部員が多いという。

昨年までは同好会として活動を続けてきたが、今年度から部として認められ、部員たちもより一層力が入っている。基本的な活動は自分たちで話し合い、OBたちのアドバイスを受けながら練習メニューをつくる。また創設時から大分県と協定を結びICT人材の育成に取り組み、授業支援する株式会社オートバックスセブンがドローンサッカー部の指導にあたっている。

自分たちで練習メニューを考える

ドローンサッカー部は年間を通じて、日本ドローンサッカー協会主催のJDSF(Japan Drone Soccer Federation)オフィシャルカップに出場している。同大会は4月からの1年間で行わる定期公式戦で、通算した総合ポイントで最終順位が決まる。昨年度の最後の大会となった3月大会では優勝したが、総合優勝には届かなかった。新チームとなって臨んだ7月大会では2位となり、好スタートを切った。部長の首藤瑞生(2年)は、「技術の高い先輩方のおかげで優勝を経験できた。次は自分たちが、その背中を越えられるように努力していきたい」とトップを目指す。

顧問の上本雄治講師は「大会では社会人の方も多いため、学生の枠を超えたコミュニケーションも必要。社会的な面も多く学んでほしい」と人間としての成長にも期待をしている。ドローンサッカーの最大の魅力は、年齢や性別、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しめる競技であること。ち密な機械の操作には集中力はもちろん、チームプレーであるため仲間たちとの結束力も必要となる。今年もまた新メンバーが一丸となり、総合優勝を目指す。

目標は定期公式戦年間優勝

(塩月なつみ)

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