2023年9月23日（土・祝）、全国一の筆の生産量を誇る「筆の都」広島県安芸郡熊野町にて、毎年秋分の日恒例の「筆まつり」が開催されます。
熊野町の筆まつりは、「三筆」のひとりに数えられる嵯峨天皇をしのび、あわせて熊野町製筆の元祖といわれる井上治平、音丸常太、佐々木為次の三人に感謝を込めて開催されるお祭りとして、昭和10（1935）年から始まりました。
コロナ禍には中止されましたが、「熊野バーチャル筆まつり」として「オンライン筆の市」や「筆供養のライブ配信」、「オンラインメイクレッスン」などが開催されるなど、時代に合った方法で伝統をつないできました。
筆まつりでは、筆塚前で「筆供養」の神事が執り行われ、浄火の中に筆が投じられます。神事の後は一般の来場者も供養することができるので、古くなって使えなくなった筆をぜひご持参ください。感謝を込めて供養しましょう。
筆まつり会場では、熊野を代表するメーカー約30社が集まる「筆の市」が開かれ、年に一度の特別価格で書道用の毛筆や画筆、化粧筆などを購入することができます。当日は筆への名入れサービスなどもありますよ！
また、20畳ものサイズの特別な布に巨大な筆で書作品が書かれる「大作席書」は必見です。
その場で一発勝負、やり直しのきかないライブ感のあるイベントです。
その他、誰でも参加可能な競書大会や、フォトコンテスト、伝統工芸を体験するハンズクラフト、ステージイベントなど、楽しめるイベントが目白押しです。
画像提供：筆まつり実行委員会事務局
全国の筆の生産量の80％を占めるといわれる「筆の都」年に一度の一大イベント！
見るだけではなく、参加できる催しもたくさんあります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
開催情報
この記事を書いたひと
