『最も長生きな犬種』ランキングトップ5!ギネス記録になった長寿わんこも紹介

『最も長生きな犬種』ランキングトップ5

現在、犬の平均寿命は14歳と一昔前に比べて格段に延びています。様々な犬種がいる中で「この犬種は長生きしやすい」と言われている犬種をご存知でしょうか。ここでは、犬の中でも平均寿命が長い犬種をランキング形式でご紹介していきます。(※本記事はミックス犬・雑種を除いてのランキングとなります)

第5位 パピヨン

パピヨンの平均寿命は14.4歳と、他の犬の平均寿命よりも長い傾向が見られます。蝶のような美しい耳を持つ愛らしい見た目とは裏腹に、好奇心旺盛で活発な性格の子が多い犬種としても知られています。

一般的には小型犬が長生きしやすい傾向にあると言われていますが、パピヨンも小型犬に分類される犬種です。小型犬の中でも遺伝的な病気が少なく、比較的体が丈夫であることも長寿の理由の1つでしょう。

第4位 柴犬

日本犬の代表として世界的にも人気が高い柴犬は、平均寿命が14.5歳と犬種の中でも長生きしやすい犬種として知られています。日本では中型犬と見られることの多い柴犬ですが、世界的に見た時に小型犬に分類されることはご存知でしょうか。

犬の中でもマイペースで頑固な性格の子が多い犬種として有名で、日本の気候にも順応しやすい体が丈夫な犬種です。

第3位 トイプードル

第3位は国内でも人気の高いトイプードルです。トイプードルの平均寿命は14.7歳と言われており、お手入れがしやすく比較的抜け毛少ない犬種としても知られています。

また、しつけがしやすく活発で甘えん坊といった性格や学習能力の高さも、初心者の人も迎え入れやすい理由の1つと考えられます。

第2位 ミニチュアダックスフンド

日本でも長年高い人気を誇っているミニチュアダックスフンドは、平均寿命14.9歳と他の犬種に比べると長生きしやすい犬種です。

胴長短足犬種なので、足腰へ負担がかからないように配慮する必要はありますが、ダックスフンド犬種の中でも身軽で丈夫な傾向があります。

やはり椎間板ヘルニアや脳神経の病気であるてんかんなどを患いやすいと言われていますが、他には特段かかりやすい病気が少ないため、こちらも平均寿命を延ばしている理由でしょう。

第1位:イタリアングレーハウンド

イタリアングレーハウンドは、小型犬の中でも特に寿命が長い犬種として有名です。現在の平均寿命は15.1歳と、他の犬種と比べても特別長寿な傾向にあることがわかります。

ただし、被毛が短く脚が細いという特徴を持つため、骨折や皮膚の乾燥、寒さ対策などを怠ってはいけません。

2023年に更新!ギネス記録に登録されている長寿わんこ「ボビ」

2018年時点でギネス記録に世界で最も長寿な犬として登録されていたのは、29歳5ヵ月まで生きたオーストラリアン・キャトルドッグの「ブルーイー」でした。

しかし2023年2月、『史上最高齢の犬』及び『存命中の最高齢の犬』として新たに登録認定された犬が現れたのです。30歳266日生きている犬として登録されたのは、ポルトガルに住むラフェイロ・ド・アレンティジョの「ボビ」です!

ちなみに彼は5月に31歳を迎えたため、さらに記録を更新しているとのこと。飼い主さんによると、『なぜ彼がこんなにも長生きしてくれているのか』彼に聞かなければわからないと言います。

現在の平均寿命を考えると、倍以上長生きしていることになります。人間の世界的な平均寿命は72歳なので、単純に人間の年齢へ換算すると、ボビはすでに150歳ほど歳をとっていることになります。驚きですよね!

まとめ

いかがでしたか。犬種によって寿命の傾向はあるものの、やはり住んでいる環境や飼育方法、遺伝的な疾患など様々な要因が影響します。

多くの飼い主さんは「愛犬とできるだけ長く一緒にいたい」と考えているでしょう。日々の生活習慣や愛犬が充実した日々を送れるよう、できる範囲で意識してみてはいかがでしょうか。

(獣医師監修:後藤マチ子)

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