ネットの仮想空間で岩手の食をPR 19日、初の農林水産物商談会

メタバースを活用した県産農林水産物の商談会のイメージ(県提供)

 岩手県は19日、インターネットの仮想空間「メタバース」を活用した農林水産物の商談会を初めて開く。移動時間やコストをかけずに、県内生産者が全国のバイヤーに商品をPRできる新しい試み。アバター(分身)を操って自由に交流できる。就農希望者が生産者と情報交換する場を設けて新規就農にもつなげる。

 「『黄金の国、いわて。』のフードショーinメタバース」と題し、午後2時から開催。メタバースはネット上に作られた仮想空間のことで、参加者がゲーム感覚でアバターを操り自由に商談できる。

 仮想空間内に18の生産者がブースを設けて、野菜やトラウトサーモン、キノコなど県産食材の魅力を宣伝する。県内外16のバイヤーと音声やチャットを交えて交流する。

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