来所当日に面談対応 こども支援施設、富山に25年度開所

富山児相の相談窓口拠点を整備するCiC=富山市新富町

 県議会厚生環境委で、富山県は富山市新富町のCiCビル内に2025年度に開所する「こども総合サポートプラザ(仮称)」について、対応体制や人員配置案を説明した。子どもに関する相談窓口を集約する特性を生かし、対応すべき機関が複数にまたがる事案であっても、来所した日に原則面談する。奥野詠子氏(自民)の質問に答えた。

 同施設は富山児童相談所や県警少年サポートセンター、子ども・若者総合相談センターなどの機能をまとめ、県全域から引きこもりや不登校、いじめ、養育不安といった悩みに応じる。

 相談者の来所後、該当する相談機関につなげるため、簡単に面談する。複数の機関が連携すべきケースであれば、それぞれの担当者が同席し相談に対応する。

 スタッフは、県警少年サポートセンターが7人、子ども・若者総合相談センターは2人を予定する。児童相談所は未定だが、県こども未来課は「関係機関との連携強化のため、現状より増やしたい」とした。

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