子どもの命を考える “生前”のメッセージ展

子どもの自殺が増える傾向にある夏休み明けに合わせて、命の大切さを考えてもらおうという展示会が、日野市で開かれています。

記者:「会場には、いじめによって亡くなった子どもの写真や当時の手紙が展示されています」

展示会では、いじめで子どもをなくした遺族らの協力のもと、子どもの写真や手紙などのメッセージが公開されました。この企画は、子供たちが苦しんでいた実情を知ってもらおうと、東京都が2018年から港区の人権プラザで行ってきましたが、多くの人に知ってもらうため、今年初めて多摩地域で開催しています。

都人権啓発センター 玉邑さん:「子供たちにどういうことができるのか、大人はどういうことを考えて接して行けば良いのか、考えるきっかけになれば良い」

また「広報東京都子ども版」のサイトでは、お笑い芸人・スギちゃんのインタビュー記事を掲載し、「悩みや不安がある人は誰かに相談してほしい」と呼びかけています。

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