「有罪立証方針の撤回を」袴田弁護団が地検に申し入れ(静岡県)

袴田巌さんの再審=やり直しの裁判をめぐり、弁護団は9月7日、有罪を立証する方針の検察に対し、方針を撤回するよう申し入れをしました。

弁護団は7日、静岡地検に有罪立証の方針撤回の申し入れ書を提出しました。

2023年3月、再審開始が決定した袴田巌さんをめぐっては、再審公判に向けた協議が裁判所、検察、弁護団の3者で進められています。この協議で検察側は、袴田さんの有罪を求め、犯行着衣とされている5点の衣類については、法医学者が再鑑定した結果を、新証拠として提出する方針を示しています。

(弁護団 小川秀世 弁護士)

「潔く有罪立証の方針は断念すべきだということを強く申し上げた」

一方、支援者らも、検察と裁判所に迅速に裁判を進めることなどを要請しました。9月12日には5回目の「三者協議」が行われる予定です。

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