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9月も30度以上の真夏日が観測されている県内。建設現場では保冷庫を導入するなど暑さ対策を強めている。総務省消防庁によると、5月1日~8月27日に工事現場や工場などで熱中症になり救急搬送された県内の人は100人で、昨年よりも多いペース。仙台管区気象台は7日、今後2週間は高温の日が多いとして早期天候情報を出し、熱中症に注意を促している。
注ぐ日差しを浴び、額から汗が流れ出る。そんな長袖、長ズボン、ヘルメット姿の作業員を癒やす「クールな退避所」がこの夏、現れた。盛岡市東見前の建設業、岩手道路開発(田村昭徳代表取締役)が作業現場に初めて導入した、保冷庫を活用した移動式シェルターだ。
同市内丸の現場に登場した2トントラック荷台の保冷庫内は、約20度のひんやりとした空間。テーブルといすを置き、汗拭きシート、保冷剤、飲み物、塩分を補給できるタブレット状の菓子を常備する。自動体外式除細動器(AED)、簡易用担架、救急キットも用意し一般開放もする。