高校野球秋季兵庫県大会 9日開幕 優勝争いは前回Vの報徳、2位神戸国際大付、社が軸か

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 秋季兵庫県高校野球大会(神戸新聞社後援)は9日、姫路市ウインクなど6球場で開幕する。県内5地区の予選突破校と今夏の兵庫大会を制した社を加えた計54校で覇権を争う。上位3校は近畿大会(10月21日開幕・大阪シティ信用金庫スタジアム)に進出。ここでの戦績は、来春の選抜高校野球大会の出場校を決める重要な資料となる。

 優勝争いは、昨秋の3強が中心か。前回覇者の報徳は準優勝した近畿、選抜大会で好投した間木主将、今朝丸が健在。経験豊かな西村や福留、橋本らが援護できれば連覇も近づく。

 昨年2位の神戸国際大付は今夏も要だった井関、伊吹ら打線は活発。準々決勝に進めば報徳とぶつかる可能性があり、主戦の津嘉山主将の状態が鍵となる。社は夏の甲子園大会を戦った福田-西垣のバッテリーが中心。尾崎寛主将らが堅く守り、3年連続の近畿大会、さらに4季連続の聖地を目指す。

 兵庫大会2位の明石商のほか、エース槙野が引っ張る須磨翔風、最速152キロ右腕の村上がいる神戸弘陵、夏の主力が残る甲南、滝川、1年生中心の東洋大姫路、彩星工科などにも注目。御影、星陵といった好投手を擁する公立勢にも関心が集まりそうだ。 (初鹿野俊)

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