比江島「バスケ熱高まり感じたW杯」 五輪代表選出に意欲 ブレックス合流後、初の練習参加

W杯後チームに初合流し、練習で汗を流すブレックスの比江島(左)=日環アリーナ栃木サブアリーナ

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスは8日、宇都宮市の日環アリーナ栃木サブアリーナでチーム練習を行い、日本代表の比江島慎(ひえじままこと)、ニュージーランド代表のアイザック・フォトゥがワールドカップ(W杯)後初合流した。

 この日は主将の田臥勇太(たぶせゆうた)を除く12人が参加し、ゲーム形式の5対5で守備の戦術などを確認。練習後の2人には「代表活動お疲れさま」などのメッセージを添えたケーキがスタッフから手渡された。

 比江島慎(ひえじままこと)は「(W杯は)大変だったが、いい経験ができた」と振り返り、フォトゥは「体感した世界基準のバスケをBリーグでも生かしたい」と意欲を新たにしていた。

 比江島の一問一答は次の通り。

 -W杯を振り返って。

 大変でした。老けましたね。良い経験をしたのはもちろんだが、競技の認知度、バスケ熱が間違いなく高まっているのを感じた大会だった。改めてシーズンもしっかり戦って盛り上げたい。

 -48年ぶりに自力で五輪出場権も獲得した。

 五輪に出られるのは12チームのみ。よりレベルの高い大会となるのは間違いない。質の高いプレーが求められるので、改めて代表に選ばれるよういい準備をしたい。選ばれれば、まずは1勝を目指す。

 -W杯後で初めてチーム練習に参加した。

 宇都宮は雰囲気も良く、ホームと思える場所。代表とチームのスタイルは違うので切り替えるのは簡単ではないが、(23日の)天皇杯初戦までまだ時間はある。徐々に合わせていきたい。

 -新加入選手と一緒に練習した感触は。

 D.J(ニュービル)が加わり、脅威になるのは間違いない。相手からすれば守備の的が絞りにくくなり、より楽に僕自身も得点できるようになるのでは。シューターとしての役割をよりこなしていきたい。

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