Perfumeの世界、オリジナルグッズにも反映 特設ショップに50種ずらり 神戸で衣装展9日開幕

特設ショップにずらりと並べられた「Perfume COSTUME MUSEUM」展覧会公式カタログ=神戸市中央区脇浜海岸通1、兵庫県立美術館

 女性3人組ユニット「Perfume」のあ~ちゃんは語る。衣装は「テンションをぶち上げてくれる」と-。いよいよ9日、彼女らの衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM(パフューム・コスチューム・ミュージアム)」(神戸新聞社など主催)が神戸市中央区の兵庫県立美術館で開幕する。展覧会に合わせて開発されたオリジナルグッズ50種類も同日、同館内の特設ショップで発売。展示を見て感激した皆さん!! グッズを手にすれば、さらにテンションをぶち上げてくれるはず!!

 本展はPerfume初の大規模衣装展。2005年のメジャーデビュー以降、ライブなどで着用した衣装約180着を厳選して飾っている。きらびやかな衣装の世界を満喫したら、特設ショップが待ち受けている。展覧会のメインビジュアル(アートディレクターの吉田ユニさんがデザイン)を生かしたグッズがてんこ盛り。Tシャツ、ポストカード、クリアーファイル、一筆箋、キーホルダーなどがあふれている。

 本展は初公開の型紙など制作資料を見せる展示が特色。グッズにも反映しており、トランプやマグネット、ピンバッジにデザイン画をあしらった。

 「COSMIC EXPLORER」「P Cubed」「WORLD TOUR 3rd」の衣装を鮮やかな青や赤、オレンジ色で刺しゅうしたポーチは、中を開いたときのタグも目を引く。「Reframe 2019」「Magic of Love」「FUTURE POP」など7種類のドレスの写真をあしらい、シルエットに合わせて切り抜いた「ダイカットカード」も興味深い。

 家に帰っても余韻にひたりたい人には、展覧会を追体験できる書籍も充実。公式カタログ(B5判、68ページ、神戸新聞社企画・発行)は、会場や衣装の写真とともに、本展を企画したフリーのキュレーター久慈達也さんの解説などを掲載している。本展の基となった衣装本「Perfume COSTUME BOOK 2005-2020」(文化出版局刊)も購入できる。

 楽曲を通じて、ファンとつながれる洋服を提案するファッションプロジェクト「Perfume Closet」も登場。新作の赤いフレアドレスなどが並んでいる。

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 展覧会は11月26日まで。月曜休館(9月18日と10月9日は開館し、翌日休館)。一般1800円など。同美術館TEL078.262.1011 (小林伸哉)

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