想定予算150億円から200~230億円に積み上げ「愛知・名古屋アジアパラ競技大会」 大村秀章知事「数字を一人歩きさせていたら大変」

3年後に開催される予定の「アジアパラ競技大会」。8日、組織委員会が去年3月に発表していた予算を大幅に積み上げることを明らかにしました。

(愛知県 大村秀章知事)
「(当初発表した予算は)何の根拠もない 物価水準も違う。そんな数字をいつまでも一人歩きさせていたら大変なことになる。極めて不誠実な話なので、今回(予算を)積み上げさせていただいた」

3年後に開催される「愛知・名古屋アジアパラ競技大会」について、組織委員会は8日、これまで150億円ほどと想定していた予算を200億から230億円に積み上げると発表しました。

背景には物価の高騰のほか、選手村の建設が断念されたことにより、ホテルの使用を余儀なくされた費用などの積み上げがあるということです。

大村知事は、宝くじなどの助成金の活用や、民間のスポンサー確保を図ることに加え、国からの支援などとあわせて50億円程を捻出したいと話しています。

また、選手を減らすことや、競技会場を運営する経費の削減なども検討したいとしています。

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