「目の前のお客様は異なるニーズを持っているかもという意識で」“スタバ”の店舗マネージャーから市役所の新人職員が学ぶ=静岡・藤枝市

静岡県の藤枝市役所で、新規採用職員におもてなしの精神を学んでもらおうと「スターバックスジャパン」の店舗マネージャーを講師に招いた研修会が開かれました。

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9月8日、藤枝市の職員研修に出席したのは、2023年度の新規採用職員28人で、スターバックスコーヒージャパン藤枝高柳店の小野真理子ストアマネージャーらが講師を務めました。小野ストアマネージャーは、来店客ひとりひとりに寄り添った対応を目指していく上で、「目の前のお客様は、さきほどのお客様と異なるニーズを持っているかもしれないという意識を常に持つことが大切」と話しました。

また、客の様子や表情、会話などから「仕事の帰りでとても疲れている」「メニューを決めかねている」など、人となりや要望を知り、その上でカップにメッセージを書く、商品提供の際にひとこと申し添えるなどして、共感を行動にしていくことなど、店舗で行うサービスの一部が紹介されました。

研修はコーヒーを飲みながらリラックスした雰囲気で行われ、障害福祉課の鈴木里菜さんは「市民の要望を会話などからもくみ取り、よりよい対応をしていけるよう意識して公務に臨んでいきたい」と話していました。

藤枝市がスターバックスジャパンの協力を得て、新規採用職員の研修を行うのは、2022年度に続き2回目で、藤枝市の担当者は市民サービスレベルの向上のため、今後も民間企業と連携した研修を実施していきたいとしています。

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